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おしゃぶりはいつからいつまで?赤ちゃんに安心を与える使い方と選び方完全ガイド

赤ちゃんの育児アイテムの中でも、おしゃぶりは使うべきかどうか迷う方が多いアイテムです。特に、新生児期の育児に戸惑いながらも「どうしたら赤ちゃんが泣き止むのか」「夜ぐっすり寝てくれるには?」と悩むママパパにとって、おしゃぶりは心強いサポートになりえます。 この記事では、おしゃぶりを使うタイミングや期間、選び方や注意点まで、育児の現場で役立つ知識をわかりやすく解説していきます。

赤ちゃんとおしゃぶり

おしゃぶりとは?

おしゃぶりは、赤ちゃんが口に含んで吸うことで、安心感を得たり、泣き止んだりするための育児アイテムです。赤ちゃんには「吸啜(きゅうてつ)反射」と呼ばれる、生まれながらにして持っている吸う動作の本能があり、この本能を満たすことで気持ちが安定することがあります。

特に新生児期は情緒が不安定なことも多く、おしゃぶりを使うことで泣き止みや寝かしつけがスムーズになるケースもあります。

おしゃぶりはいつから使える?

市販されているおしゃぶりの多くは、「新生児から使用可」と表示されています。ただし、母乳育児とのバランスを取るために、特に母乳をメインにしているご家庭では、生後1ヶ月を過ぎてからの導入が推奨されています。

実際のタイミングは、赤ちゃんの様子や家庭の育児方針によって異なりますが、赤ちゃんが吸うことに強い欲求を持ち始める生後1〜2ヶ月頃に使い始める家庭が多いようです。

どのくらいの頻度・時間で使えばよい?

おしゃぶりの使用時間は、「必要なときに、短時間」が基本です。ぐずりや夜泣きなど、赤ちゃんが情緒的に不安定なときに限って使用することで、安心感を与える一助になります。

お出かけ先や人の多い場所、新しい環境など、赤ちゃんにとって緊張しやすいシチュエーションでも、おしゃぶりは心を落ち着かせるツールとして役立ちます。

一回あたりの使用時間は30分程度を目安にし、長時間くわえさせたままにしないように注意しましょう。とくに、起きている間にずっとおしゃぶりをくわえている習慣がつくと、口周りの発達や歯並びに影響を及ぼす可能性があるといわれています。

いつまで使う?やめどきの目安は?

おしゃぶりは赤ちゃんの成長とともに必要性が薄れてきます。1歳を過ぎると吸啜反射も落ち着いてきて、自然とおしゃぶりから離れる子もいますが、意識的にやめさせるタイミングを見計らうことも大切です。

歯科医の多くは「2歳までには卒業するのが望ましい」としており、歯並びへの影響を防ぐためにも、遅くとも2歳前後にはおしゃぶりをやめる工夫を始めましょう。

ChuChuのデンティスターでは1歳半頃で卒業を推奨しております。

やめさせ方としては、使用時間を徐々に短くしたり、「お兄さん・お姉さんになったから卒業しようね」と声をかけたり、代わりになる安心グッズを用意するなどの方法があります。

メリットとデメリットのバランスを考えよう

おしゃぶりには確かに多くのメリットがあります。

たとえば、泣いている赤ちゃんを落ち着かせたり、夜泣きを軽減させる効果、さらには赤ちゃんの睡眠の質を高めるといった報告もあります。また、吸う動作によって赤ちゃんの精神的な安定を促す働きもあるといわれています。

一方で、長時間に渡って使用していると噛み合わせが悪くなる確率は使用していない子供と比べると高くなります。言葉掛けやふれあいが減る、発語の機会が減る等のデメリットがあります。

また、赤ちゃんは生後4~5ヶ月くらいになると、そばにあるものを何でも口の中に持っていってしゃぶるが、これは目と手の協調運動の学習と共に色々なものをしゃぶって形や味、性状を学習している行為です。おしゃぶりを常用していると手で掴んで口へ持っていくことができないため、大切な学習の機会が奪われることになってしまいます。

発語やことばを覚える1才過ぎになったら、常時使用しないようにして2才頃までには使用を中止する。おしゃぶりを使用している間も声かけや遊ぶなどのお子様とのふれあいを大切にしてあげましょう。
大人の都合で、おしゃぶりに依存してしまうことがないよう必要なときに時間を決めて使用することをおすすめします。

おしゃぶりをする赤ちゃん

おしゃぶりの選び方とおすすめの特長

最近では、見た目も可愛いおしゃぶりが増えており、育児グッズとしてのデザイン性も注目されています。「可愛い」「おしゃれ」だけでなく、赤ちゃんの成長や口の大きさに合ったものを選ぶことが重要です。

チェックポイントとしては、

  • お子様の月齢に適したサイズかどうか
  • 歯並びに配慮した形状か
  • BPAフリーなどの安全素材でできているか
  • 洗いやすく、消毒しやすい構造か

といった点を確認しましょう。

とくに歯並びへの配慮がされた薄型や、新生児から使える柔らかいシリコン素材のものは、専門家からも支持されています。0ヶ月から使えるおすすめのアイテムとしては、歯科医と共同開発された製品や、日本国内の安全基準に基づいた商品を選ぶと安心です。

よくある質問(FAQ)

Q. 新生児におしゃぶりを使っても大丈夫?

はい、使用可能と明記された商品であれば問題ありません。ただし、母乳育児が安定してから使い始めることが望ましいです。

Q. おしゃぶりが癖になりませんか?

長時間の使用や常用は避けて適切な頻度で使用しましょう。

Q. 歯並びが悪くなると聞きますが本当ですか?

長期間の使用や、2歳以降の使用が続くと歯並びに影響を与えることがあります。できるだけ早めに卒業することが理想です。

まとめ:おしゃぶりは育児のサポートアイテム

おしゃぶりは赤ちゃんに安心感を与えたり、育児の負担を軽減してくれることが期待できる便利なアイテムです。ただし、その使い方や使用期間を誤ると、歯並びや発達への悪影響を招く可能性も。可愛いデザインや口コミの高いおすすめ商品に目を向けつつも、赤ちゃんの成長とともに自然に卒業できるよう心がけましょう。

おしゃぶりを卒業した赤ちゃん

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