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赤ちゃんの授乳量や授乳回数、体重変化についての基礎知識

赤ちゃんの成長には個人差がありますが、授乳量や授乳回数、体重の増え方には一定の目安があります。特に新生児期や乳児期は、親にとって赤ちゃんの健康状態が気になる時期でもあります。この記事では、厚生労働省や日本小児科学会などの情報をもとに、赤ちゃんの授乳量・授乳回数・体重変化の目安やポイントについて解説します。

赤ちゃんの授乳イメージ

新生児期の授乳回数と授乳量の目安

新生児期(生後0〜1か月)は、1日に8〜12回程度の頻繁な授乳が一般的です。赤ちゃんの胃はまだとても小さいため、1回の授乳量も少なめですが、こまめに飲ませることが重要です。

  • 母乳の場合:赤ちゃんが欲しがるたびに授乳する「欲しがるだけ与える」が基本です。1日8回以上の授乳が目安になります。
  • ミルクの場合:1回あたり40〜80mlから始まり、徐々に100ml程度へ。1日あたりの総量は400〜600ml程度が目安です。

生後1〜6か月の授乳パターン

この時期には授乳間隔が少しずつあき、授乳回数は1日6〜8回ほどになります。赤ちゃんの成長に合わせて授乳量も増加します。

  • 母乳:引き続き「欲しがるだけ」授乳します。赤ちゃんの飲む量に応じて、母乳の分泌も調整されます。
  • ミルク:1回あたり120〜160ml程度が一般的です。

授乳と赤ちゃんの体重増加の関係

体重の増加は赤ちゃんの健康を把握する重要な指標です。以下は体重増加の一般的な目安です。

  • 生後1週間:1日あたり25〜30g
  • 生後1〜3か月:1日あたり30g前後
  • 生後4〜6か月:1日あたり20〜25g程度

個人差があるため、多少の前後は問題ありませんが、増えない・減るなどの異常があれば小児科へ相談しましょう。

体重が気になるときのチェックポイント

赤ちゃんの体重が思ったように増えないと感じたときは、以下の点を確認してみましょう。

  • 授乳回数が1日8回以上あるか
  • 赤ちゃんの機嫌が良いか(元気に泣く、反応が良い)
  • 排泄状況(尿が1日6回以上、うんちが毎日)

これらに問題がなければ、基本的には心配いりません。気になるときは保健センターや助産師に相談しましょう。

母乳とミルクの選び方

母乳は免疫力の向上に役立つため推奨されていますが、ミルクでも必要な栄養は補えます。お母さんの体調や家庭の事情に応じて、無理せず選択してください。母乳・ミルクいずれでも、赤ちゃんが満足し順調に体重が増えていれば問題ありません。

母乳とミルクの比較イメージ

まとめ

赤ちゃんの授乳量・回数・体重変化は、成長を見守る上で重要な目安です。疑問や不安がある場合は、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」や地域の保健師・助産師に相談してみましょう。比べすぎず、親子で安心して過ごせる育児スタイルを大切にしてください。

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