赤ちゃんの歯医者さんデビューはいつ？

◯虫歯が心配な方はもっと早くにデビューしてもよいでしょう

とはいえ、最近では1歳半健診に来られた時には、すでに虫歯ができているお子さまもいます。
初期虫歯は着色も無いので肉眼で確認は難しく、痛みも感じません。痛みの症状や穴に気付いて来院されたころには、すでに虫歯は深く進行した状態です。
離乳食の進み具合が早いお子さんや、市販の甘いお菓子やジュースなどを摂られているお子さまは、1歳半健診を待たずに歯医者さんデビューされてもよいと思います。

◯「0歳児からの歯科健診」もオススメ

最近では、0歳児から予防歯科を推奨する歯科医院も増えています。
歯が生える前や、生え始めたらすぐ歯医者さんデビューするメリットとしては、生えてからのお口のケアを事前にレクチャーしてもらったり、離乳食の食べさせ方などのアドバイスをもらったりすることができることです。
また、早い時期からお口の中に触れられることや、歯科医院に通うことに慣れておくことで、「歯医者さん嫌い」にならない、健康意識の高いお子さまを育てる。というメリットもありますよ。

◯受診時にオススメの時間帯は？

オススメの時間帯は、赤ちゃんのご機嫌の良い時間帯に合わせて予約を取られることです。
赤ちゃんも月齢によって起床時間や就寝の間隔、ミルクや離乳食のタイミングが違いますよね。
歯医者さんは予約の空き状況からしかお時間をご提案できません。赤ちゃんの生活リズムを一番よくご存知のママやパパが、昼寝や食事時間が重ならないような時間帯を把握していると思いますので、はじめての来院はご希望の時間帯で予約が取れる日がオススメです。
赤ちゃんが普段「この時間はご機嫌よく起きている」という時間帯を伝えてみましょう。

◯赤ちゃんは「泣く」のが当たり前です

赤ちゃんはママから離れて仰向けで診療台に寝転ぶだけで「怖い」と感じて当たり前です。
「泣いたらかわいそう」と言われるママやパパもいらっしゃいますが、泣かずにお話が聞ける年齢になるまで歯医者さんデビューを待っていたら虫歯がたくさんできてしまった！なんて事態になってしまうかもしれません。
赤ちゃんは泣いて当たり前です。小児対応できる歯科医院であれば、赤ちゃんの対応にも慣れています。健診や簡単なケアであれば短時間で終わります。どうぞ安心してお預けくださいね。

◯「頑張った体験」をたくさんさせてあげましょう！

歯医者さんデビューは「歯が痛くなってから」ではない時期にしてあげてください。
初めての歯医者さんが「虫歯」で来られたお子さまは、どうしても「歯医者さんは痛いことをするところ」というイメージができてしまいます。

「痛くならないように行くところ」「お口がきれいになって楽しいところ」というようなプラスイメージを育て、泣いてしまったとしても「よく頑張ったね！」と迎えてくださるママやパパの笑顔で、お子さまのココロの成長にもつながります。
健康で健やかなお子さまの成長のためにも、歯科でも「頑張った体験」をたくさんさせてあげてくださいね。